いろんな意味でギリギリ

鬼雑記ブログ。その時々でハマったり気になったことについて唐突に書いて、途中で終わるタイプのブログです。熱しやすく冷めやすい人が書いてます。

南方熊楠展に行ってきたが、断捨離、ミニマリズム、電子化の現代社会ではこんな天才もう生まれないんじゃないかと心配になってきた件

乾燥しすぎて鼻の穴の中が痛い。めがねです。この現象、昨年オーストラリアに行くまでは全くなく、オーストラリアが乾燥しているせいだと思っていたのですが、この冬、日本でも発生しました。オーストラリアで鼻の穴こじらせた。これから行かれる方は気をつけてください。

さて、先日、和歌山で南方熊楠記念館に行った話を書きましたが、

irogiri.hatenablog.com

上野の国立科学博物館で開催されている「南方熊楠 100年早かった智の人」を見てきたので、今日はその話。

100年後でも早すぎるから、展示タイトルを南方熊楠 和歌山が生んだド変態」に変えてほしい。という気持ちを抑えつつ、連休初日の1/6に上野に行ってまいりました。

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久しぶりの国立科学博物館。企画展ですが、常設展の価格で見られます。

1階の戌年の表現が独特過ぎるww剥製ww

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戌年の破壊力でこんなに大きい南方熊楠展の入り口スルーしてしまいましたw

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土曜日ということもあり、来場者数は多めでしたが、見学に支障は全然ありませんでした。

ちなみに、係員さんにお願いすると、計30ページの冊子がいただけます!こっそり書かれていたので見落としそうでしたw展示パネルの内容はおそらく全て入っているので、せっせとパネルを写真に収めるより、この冊子をもらって、展示物の方をじっくり見る方がいいんじゃないかと思います。

そうそう、カメラOKだったんです!和歌山の南方熊楠記念館では撮れないので、この機会にぜひw

 

 

内容は全部書ききれないので、もう早速、感想!!

タイトルの通りですが、こんなに収集癖があって、文字を書きまくってた天才は、断捨離やらミニマリズムやら、持たない暮らしがよしとされている現代社会では生まれないんじゃなかろうか。生まれたとしても、ものが何も残ってないんじゃなかろうか。と心配になりました。誰目線w

私も結構影響されて、シンプルな暮らしにあこがれていますが、なんでもかんでも捨てたり、電子化したりしてたら、南方熊楠は生まれてないし、後世に語り継がれることもなかったのではなかろうかと。

和歌山の記念館で印象的だった「読んだだけでは忘れるけど、書いたことは忘れない」(ちょっとうろ覚え)という本人の言葉のとおり、熊楠はものすごく文字を書く人。

頂いた冊子の年表によると、熊楠は1875年8歳の時に「和漢三才図絵」の筆写に励んでいるのですが、この筆写した紙が展示されていました。

140年前の紙が残ってるんだよ!!!8歳の子どもが書いた紙が!しっかり保管されていて140年の時を経て私の目の前に現れたんだよ!!140年前の熊楠の直筆が!!←しつこい

友だちの子どもに「お絵描きしよう~」ってiPad渡されて、めちゃくちゃ衝撃を受けたことを思い出し、今のちびっこ世代はどんどん紙を使わなくなるのか!?とかいろいろ考えてしまいました。

紙にお絵描きしたとしても、断捨離の本等ではよく「子どもの作品は写真に収めて、捨てれば思い出は残る。」というご提案があるので、紙でそのまま残らず、電子データになってしまうのかな。とか。

住宅事情はもちろん違うので、保管場所の問題があるけど、データで残したものが140年の時を経て、後世の人々まで届くのかな?と素朴な疑問。誰がバックアップとって劣化させずに保管するんだろうか。紙ってすごいよ。紙、万歳!!

手持ちの本を全部Kindleに入れたい。と思っていましたが、やっぱり同時に何冊も並べて比べたり、手の感覚でページをめくったり。やっぱり紙の本って偉大だよなーと。

紙だけではなく、かなりの収集家。粘菌はもちろん有名ですが、南方熊楠記念館では貝のコレクションが展示されていました。いろんなものを収集して、それが今でも残っているって本当にすごい。まぁ、私が何か集めたからって後世に何も伝えられないけどww

って一気に書いたら、何書いてるのかわからなくなってきたぞ!!!

いつか書き直そう←たぶんしないw

個人的な希望としては、いつか熊楠が習得した外国語にフォーカスした展示が見たいです!

とにかく感銘を受けました!!!是非行ってみてください!←安定の雑なまとめww

 

近くで展示を見ていたカップルが「この人、退学しすぎじゃない?」とつぶやいていましたが、熊楠の人となりは、水木しげる先生の猫楠を読んでください!!!!と勝手にに思いましたwww

本当に予習におすすめです!!

こんなとりとめのない文章を読んでくださった方がもしいらっしゃったら、ありがとうございました!

さらばっ!!明日は新年会だ!!わーい!

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