職業欄「無職」でイギリスの入国審査に挑んだ件-ブリュッセル→ヒースロー空港
ふとんが好きすぎる。めがねです。あんなに全てを受け入れてくれる存在、他にありますか?少なくとも私は知りません。ふとんは150%やさしさでできています。
今日は、ヒースロー空港の入国審査に「無職」で挑んだ話について書きたいと思います。
日本からガトウィック空港のときより、脇汗止まりませんでした。
覚えている範囲で全部書くので無駄に長いです。無職じゃない人には何の役にも立たない記事ですw
ブリュッセル空港のセキュリティーチェックはランダムに行っているとのことでしたが、明らかにムスリムの人を選んでボディーチェックしていました。こういうの目の当たりにすると、つくづく世界は平等にできていないなと悟る。あーいやだいやだと思いつつ、ぬるっと通りました。
ラウンジと買い物で時間をつぶし、搭乗。
出発が遅れていて、席で彼氏とケータイをいじっていたところ、CAさんが彼氏に何やら話しかけに来たので、ケータイいじっててすみません!!という気持ちでいっぱいだったのですが、CAさんが去った後に「ケータイ怒られた?」と聞いたところ、「いやいや、遅れてごめんね。何かあったらいつでも言ってねっていう挨拶。けっこうあるよ。」とのことでした。BAのゴールド会員、何かと手厚いんですね。世界は本当に平等にできていない。改めて感じました。卑屈w
離陸後、しばらくして入国カードが配られました。そうです。恐怖の職業欄付きです。
イギリスからブリュッセルへの入国時に何もなかったので、入国の儀のことをすっかり忘れていました。
さて、どうしたものか。。。日本からイギリスに入国する際に「無職」と書いてしまった手前、今回「学生」と書いてしまうと思いっきり虚偽wwやはり整合性が必要であろう。。。ということで前回同様、職業欄は「無職(4月から東京で学生)」としました。
滞在先を彼氏の家にするといろいろややこしそうだったので、最初に滞在した「ヨーロピアンホテル」で乗り切ることに。
隣で彼氏が「職業は学生、滞在先はうちでええやん!」とのんきなことを申しておりましたが、「あなたはあの恐怖を何も知らないのよ!!」とドラマクイーン気取りで言いつも、ガトウィック空港でぬるっと入国できたので、まぁ、大丈夫だろうと高をくくっておりました。
そうこうしているうちに、着陸。恐怖の入国審査タイムです。「たぶん外国人用のほうが混んでるから、先に出てる。出たとこで会おう」ということでイギリスパスポートの彼氏とは別のレーンへ。
いざ、鎌倉。
列に並ぶだろうと思っていたら、まさかのがっらがらwwwやばいwwこれはwwこの調子で進むと、一番当たりたくないタイプの審査官に当たってしまうwww
案の定、心の準備もできぬまま、一番当たりたくない審査官のもとへ。30代くらい、真面目そうな女性w同年代で同性とか危険なにおいがする。隣のおっちゃんやったらよかったのに。
審査官「ハーイ。パスポートを見せて」
「はい。これでお願いします!」笑顔
「どこからきたの?」
「ブリュッセル。」
「一人で?」
「はい。」しれっとYES!!
「イギリスは初めて?」
「いえ、ブリュッセルに行く前に滞在していて、戻ってきました。」
「なんで?」
ふぉおおおおおおおおおおお!!!なんでって何いいいいいいいいいいい!!!
すでに不穏なんですけどおおおおおおおおおおおお!!!
鉄の女、サッチャーだけちゃうんかーい!!!!
「日本とイギリスの往復チケットを買っていて、帰りのフライトがあるから!」にっこり
「そう。ブリュッセルに行く前は何日いたの?」
「8日ほど」平常心で。
「8日間も何してたの?」
ふぉおおおおおおおおおお!!あんたなんなの暇なの?みたいな扱いやめて!!!!
「最初の4日間はロンドン観光。ビッグベンとかすごいベタなやつ。後半はオックスフォードでハリポタのロケ地とか行きました!」ミーハーでしょ?えへへ☆(ゝω・)vキャピ
「へー!いいね!楽しそう!」
お!心を許し始めているか??
「うん。めっちゃ楽しかっ「てか、8日もいれば十分じゃない?これから何するの?やることなくない?」
ふぉおおおおおお!!全然許してないいいいいいいいい!!
感想を言うことすら許されてないいいいいい!!!!!
「友だちに予定が合えば会って、あとはエジンバラに行く予定です」
この時想定していた友だちは英会話の先生だったフランス人。だったけど。。。
「友だち?彼氏でしょ?」
ふぉおおおおおおおお!!思いっきり疑ってるうううううう!!!!
友だちに会う=彼氏でしょ?ってもう女子高生ノリで疑ってるううううううううう!!!!
「ただの友だちですよ。」にっこり。
「何人?」
「フランス人」事実。
「どこで出会ったの?」
「東京の学校。フランス語の先生。」英語っていうとややこしくなりそうだったのでフランス語の先生になってもらった。
「どうやって連絡とってるの?」
「FacebookとMessenger」
「てか、彼氏だよね?彼氏なんでしょ??」
ふぉおおおおおおおおお!!!!何のノリ!!!???
このサッチャー、私と何の恋話始める気???!!!
ここ放課後の教室でしたっけ!!!????このままガストでドリンクバーなの!?!?
「いや、違います。ただの友だちです。4月に赤ちゃんが生まれるそうです。」その罠にはハマらぬ。
「そうなんだ。じゃ、なんて連絡したの?」
「ロンドンに旅行するから、もし予定合ったら会おうって連絡しました」
「OK」
OK!!!????なんかわからんけど、OKいただきましたあああああ!!!
トンネル抜けた感あるうううううううう!!!
「え?ちょっと待って?無職なの?」
ふぉおおおおおおお!!!!全然抜けてないいいいいいい!!!むしろふさがってるううううう!!職業欄まだ見てなかったんかーい!!!
てか、先行くわって言ってた彼氏が私の視界に入る場所で待ってるうううう!!!先行って!!そこで待たないで!!!
脇汗止まんねえええええ!!!!
「あ、4月から学生なんです。だから仕事を辞めないといけなくて。」あくまでさらりとにこやかに言う。
「旅費はどうやって賄うの?」
「退職金も出たし、貯金もあるから問題ないです。」
「ブリュッセル行きのチケットはどうやって買ったの?」
「彼氏のマイルで」
「エジンバラ行きは?」
「彼氏のマイルで」
「ふーん。てか、無職で学校行くってどうやって?」
「日本政府が援助してくれるんで!!」失業保険な
「クール」
クールいただきましたああああああ!!!!!!そろそろ通して、頼む!!!と思っていたところで、別の審査官のおじさんが登場して、彼女に話しかける。。。
何が起きるんだ。。。。
「日本への帰りのチケットある?」
「あ!紙のチケットはまだ発券できてないけど、チケット取った時のスクショならあります!!」撮っててよかった。スクリーンショット。
「OK。じゃ、行っていいわよ」
ふぉおおおおお!!!最後のあっさり感何いいいいいいい!!!
おじさんなんやったん!!!そのへんでやめときー的なやつかそろそろ休憩やで的なやつか。。。なんかわからんけど、
とりあえず通れたあああああああああ!!!
で、視界に入ってた彼氏とするーっと合流し、なんであそこにおったん!!めっちゃハラハラしたやん!!とか言うてたら、
後ろからものすごい勢いの足音が。。。
何!何!!?私、捕まるん!!!??
ここで振り返ったら怪しいから、知らないふりをしよう←
「ねぇ、ここ出たらトイレある?」女の人が、トランク引いてる
「あるある。角曲がってなんちゃらかんちゃら。。。」空港行き過ぎで詳しい彼氏
「Oh God! I'm so excited!!! I can't wait!!!」
(ああ、もうめっちゃわくわくする!待ちきれへん!!)
ただめっちゃトイレ我慢してて急いでただけの人www
無駄に焦った。滝汗かいた。
でも、トイレにexcitedって、私もちびりそうなときに使っていこうと思った次第です←
ということで、ヒースロー空港も職業欄「無職」で通れました。が、もしやり直せるなら、最初のがガトウィック空港の時点で職業欄は「フリーランス」か「学生」と書きます。
イギリスに行く前の台湾旅行、シンガポール旅行、オーストラリアでは3カ月ワーホリしてたので、パスポートの出入国スタンプと、「会社員」の整合性が全く取れない。と思って正々堂々と「無職」で挑みましたが、やっぱり「無職」はややこしいです。「学生」なら夏休みに旅行してー、オーストラリアでワーホリ兼留学してーって言ってもおかしくなかったかなと。反省。
あと、友だちに会うとも言わなければよかったです。残りの日数でやることなくない?と聞かれたので、とっさに出てしまった回答だったけど、知り合いがいる=住み着くという公式で疑われるようです。
でも、もし私が男だったら?女やから男に養われに来たんやろ?みたいな疑い方だったのでは?男性が友だちに会うと伝えた場合でも「彼女に会いに来たのか?」ってしつこく質問されるのか?
答えは闇の中ですが、やっぱり世界は平等にはできていないと思う。
とりあえず、しばらくあの入国審査は受けたくないです。←やっぱり最後が雑
さらばっ!!
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